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首里城の火災について

2019/11/07(木) 家づくりのこと

皆さま、こんにちは!
前橋・高崎・渋川を中心に、群馬で本物の木を使ったナチュラルで快適な家づくりをしている寺島製材所の田中です。

最近になって重要文化財の火災が続けて発生しました。
つい先日は岐阜県の白川郷での火災があり、先月末には沖縄県の首里城で火災がありました。
歴史的に重要な建物が火災で失われてしまうのは、非常に残念で悲しいことです。

歴史的建造物は木造で造られていることが多いですが、建築に携わる身からすると、
首里城の火災はとても衝撃的でした。

やはり「木造建築は火災に弱い」というイメージが先行して、お家づくりを検討中の方から
敬遠されてしまうのではないかと心配になってしまいます。

そこで皆さんに誤解をして欲しくない為にも、この件を調べてみました。

すると、あれほどまでに勢いよく燃えて全焼してしまったのには理由があったのです。

首里城の正殿壁等の彩色塗装には、沖縄独特の「桐油(とうゆ、きりあぶら)」が使われていたことが火の勢いを早めた可能性がありました。

桐油は古来より桐油紙、番傘等に使用され、琉球漆器では漆の溶剤に使用されました。
火災に遭うとよく燃えるため、明治時代の木造洋館建築ではペンキの溶剤としてシンナーなどとともに使用が禁止されていただようです。

また、塗装下地の一部に漆も使われていたそうです。漆を塗った建物はいったん燃え出すと簡単に消せないそうです。

スプリンクラー設備が無かったことや、風を通しやすい建物の構造、発火して火が広がりやすい環境など、
火の勢いが広がった背景には「桐油」以外の原因も多く関わっていると想定されます。

もう一点お伝えさせていただきたい点があります。

木と鉄を比べると、燃えやすいのは確かに木材です。
薄い木材や細かく砕いたチップはすぐに燃え尽きてしまいます。

しかし、住宅建材のような大きく太い木であれば熱伝導のスピードがゆっくりなため、火がついてからしばらくは
表面だけが燃えて、内部まで火が通るのには時間がかかります。

表面の約1〜2cm程度に炭化層を作るだけで芯は燃えず、それが壁となって、断熱効果を発揮するとともに、
内部への酸素の供給を絶つことから、木材内部への燃焼の進行を遅らせており、構造の強度そのものは保たれたままです。

鉄は燃えないものの、熱伝導率が早くて温度が急激に上がってしまいます。そのため形を保つことができず、熱のせいで強度を失って曲がってしまいます。
家の骨格が曲がってしまえば、家は強度を保つことができず崩壊してしまうこともあります。

つまり、火に耐えて長く家の形を保っていられるのは木造の家なのです!

拙い文章で、ついつい長々と書いてしまいましたが、少しでも伝われば幸いです。

当社は「木のスペシャリスト」として、厳選された良質な木材のみを使用して、安心・安全な家づくりをしています。

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知識・経験ともに豊富なコンシェルジュが、ご納得いくまでお話をさせていただきます。

 

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